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「夏影」(なつかげ)とは、『AIR』(Keyが制作した第2作目の恋愛アドベンチャーゲーム)の作中に使われた代表的な楽曲(BGM)の一つです。作曲・作詞:麻枝准(Key、正確には同社の折戸伸治も手をかけている)です。
「夏影」は作中のヒロイン・神尾観鈴のテーマ曲として作られ、その郷愁感を漂わせる曲調、並びに原作の世界観が存分と引き出されたその完成度の高さから、ゲーム発売から10年近く経った今でも多くのファンを魅了するゲームソング界を代表する曲の一つです。
また、「夏影」(なつかげ)は多数のアレンジ版が存在し、『AIR』の主題歌『鳥の詩』を歌ったLiaによる公式のVocal版の他、同人音楽界隈では茶太、水月陵、萩原雪歩(落合祐里香)といった有名アーティストやピアニストいった幅広い層の音楽アーティストがアレンジバージョンを出しています。
Lia版の夏影歌詞の下には、夏影楽譜も提供されています。興味があれば、どうぞ、ご利用ください。
Lia版の夏影歌詞:
ふたりぶんの青空を
君は手で囲った
陽の匂いのする草を
僕は手に結んだ
風を背に今、僕らが走り抜けたよ
あの大空 目指してた
遠くへ 遠くへ
越えてゆく遙か夏も
渡る川の流れも
いつか変わって いつか忘れて
同じ思い守れずいる
ふたりぶんの青空に
飛行機雲 とばした
笑ってる子供たちの
手には虫かご あの思い出
越えてゆく遙か夢も
流る川のほとりを
いつもひとりで いつも歩いた
今は違う途を
遠くなる遙か夏よ
流る川の町で
僕ら遊んだ 僕ら生きてた
今も覚えてる
正式な曲名は「夏影 -summer lights-」。